甘み
sweetness口に含んだときの甘さの強さを表す軸です。蜂蜜、カラメル、シロップ、ドライフルーツなど甘さの由来はさまざまですが、この軸はその「強さ」だけを表します。
混同しやすい軸: バニラ バニラ由来の甘い香り(vanilla)と混同されやすいですが、sweetnessはあくまで味わいの甘さの強さです。香りの甘さはvanillaやsherryなど別の軸で扱います。
高いとどうなるか(実飲引用)ディーンストン12年|甘み 10/10筆者実飲レビューより
「強めに蜂蜜とオレンジの香り。まるでオレンジマーマレードみたいで甘酸っぱくておいしそう。」
図鑑詳細を見る → 控えめだとどうなるか(実飲引用)アーリータイムズ ブラウンラベル|甘み 0/10筆者実飲レビューより
「甘み・樽の香ばしさ・メロンの風味 などの様々な味わいが犠牲になっている」
図鑑詳細を見る → ピート
peat泥炭(ピート)を燃やして麦芽を乾燥させたときに付く、土っぽく薬品的な香りの強さです。スコットランドのアイラ島の銘柄で特に強く出ます。
混同しやすい軸: 煙 「煙たさ」全般を指すsmokeと同時に高くなりやすいですが、peatは泥炭特有の土っぽさ・薬品香を指し、smokeは焚き火や燻製に近い煙そのものの香りを指します。
高いとどうなるか(実飲引用)ビッグピート|ピート 8/10筆者実飲レビューより
「ピートの風味はかなり強い のに、」
図鑑詳細を見る → 控えめだとどうなるか(実飲引用)宮城峡蒸溜所限定|ピート 0/10筆者実飲レビューより
「取っ払われたデメリットと共にビターさやかすかなピート感など宮城峡の奥深さを生み出していたポイントもなくなっており」
図鑑詳細を見る → 煙
smoke焚き火、燻製、灰など、燃焼を思わせる煙たさの強さです。
混同しやすい軸: ピート peatと同時に高くなりやすい軸ですが、smokeは「煙」という現象そのものの強さを、peatは泥炭特有の土っぽさ・薬品香を指します。
高いとどうなるか(実飲引用)ラフロイグ10年|煙 10/10筆者実飲レビューより
「煙を含んだような、 スモーキーな香り が モワーッと口いっぱいに強烈に 広がります」
図鑑詳細を見る → 控えめだとどうなるか(実飲引用)ジョニーウォーカー ブラックラベル 12年 スペイサイド オリジン|煙 0/10筆者実飲レビューより
「煙くささ や 潮っぽさ
は 全く感じられず、」
図鑑詳細を見る → シェリー感
sherryシェリー樽で熟成したときに付く、レーズンやドライフルーツを思わせる甘酸っぱく濃い香味の強さです。
混同しやすい軸: 果実味 果実味全般を指すfruitと近い場面で語られますが、sherryはシェリー樽由来のドライフルーツ・レーズン系の濃さに限定され、fruitはりんごや柑橘などフレッシュな果物の香りも含みます。
高いとどうなるか(実飲引用)アラン シェリーカスク|シェリー感 10/10筆者実飲レビューより
「むっちゃ シェリーの香り がぷんぷんする!」
図鑑詳細を見る → 控えめだとどうなるか(実飲引用)ホワイト&マッカイ|シェリー感 1/10筆者実飲レビューより
「香りからはほとんどシェリー樽由来の香りは 感じられません」
図鑑詳細を見る → 果実味
fruitりんご、柑橘、ベリー、トロピカルフルーツなど、果物を思わせる香味全般の強さです。
混同しやすい軸: 華やかさ 花の香りを指すfloralとセットで語られることが多い軸ですが、fruitは果物、floralは花という由来の違いで区別しています。
高いとどうなるか(実飲引用)カバラン ディスティラリーセレクト No.2|果実味 9/10筆者実飲レビューより
「マンゴー、パイナップル、パパイヤ」
図鑑詳細を見る → 控えめだとどうなるか(実飲引用)カリラ モッホ|果実味 0/10筆者実飲レビューより
「ただ12年や18年で感じられるフルーティさや華やかさは全く感じられず」
図鑑詳細を見る → バニラ
vanillaバーボン樽(アメリカンオーク)由来の、バニラやカスタードクリームを思わせる甘い香りの強さです。
混同しやすい軸: 甘み 味わいの甘さを指すsweetnessと混同されやすいですが、vanillaは香りの成分の一つで、必ずしも味の甘さと連動しません。
高いとどうなるか(実飲引用)ハイランドパーク フルボリューム|バニラ 8/10筆者実飲レビューより
「とにかく バニラ と 木!」
図鑑詳細を見る → 控えめだとどうなるか(実飲引用)サントリー シングルモルトウイスキー山崎|バニラ 1/10筆者実飲レビューより
「他のウイスキーにありがちな蜂蜜やバニラの甘さや樽由来の香ばしさなどはほとんど感じられない」
図鑑詳細を見る → スパイス
spice胡椒、シナモン、クローブなど、香辛料を思わせるピリッとした刺激の強さです。
混同しやすい軸: アルコール刺激 アルコール度数由来の刺激(alcohol_heat)と混同されやすいですが、spiceは香辛料に近い「香りを伴う」刺激で、alcohol_heatは度数そのものが舌や喉を刺す感覚です。
高いとどうなるか(実飲引用)ジャックダニエル シングルバレル ライ|スパイス 8/10筆者実飲レビューより
「ライウイスキー特有の スパイシーな香り もしっかり感じられ、」
図鑑詳細を見る → 控えめだとどうなるか(実飲引用)フロム・ザ・バレル|スパイス 0/10筆者実飲レビューより
「お花の香り、桃、トロピカルフルーツ、海の香り、胡椒・・・
みたいなマニア好みな香りは含まれていないけど、」
図鑑詳細を見る → 華やかさ
floral花や蜜を思わせる、香り高く華やかな香味の強さです。
混同しやすい軸: 果実味 fruitとセットで語られることが多い軸ですが、floralは花、fruitは果物という由来の違いで区別しています。
高いとどうなるか(実飲引用)シングルモルト宮城峡 フルーティ&リッチ|華やかさ 8/10筆者実飲レビューより
「華やかでフローラル な香り!」
図鑑詳細を見る → 控えめだとどうなるか(実飲引用)J&B レア|華やかさ 0/10筆者実飲レビューより
「決して 上品で華やかなウイスキー とか ではありません」
図鑑詳細を見る → モルト感
cereal_maltビスケットやバタークッキーのような、麦芽由来の香ばしさの強さです。
混同しやすい軸: 樽香 樽材由来の香ばしさ(oak)と似た印象で語られることがありますが、cereal_maltは原料の麦芽由来、oakは熟成樽の木材由来という違いがあります。
高いとどうなるか(実飲引用)ブルックラディ ザ・クラシック・ラディ|モルト感 8/10筆者実飲レビューより
「強めの穀物の香り を中心に、」
図鑑詳細を見る → 控えめだとどうなるか(実飲引用)グレンリベット ナデューラ オロロソ|モルト感 2/10筆者実飲レビューより
「バタークッキー」
図鑑詳細を見る → 樽香
oak樽材そのものが持つ、木の香ばしさやウッディな香味の強さです。
混同しやすい軸: モルト感 cereal_maltと近い「香ばしさ」ですが、oakは樽の木材由来、cereal_maltは原料の麦芽由来という違いがあります。
高いとどうなるか(実飲引用)シーバスリーガル 18年 ミズナラ カスク フィニッシュ(免税店限定)|樽香 9/10筆者実飲レビューより
「味わいの中心はやっぱり ミズナラ」
図鑑詳細を見る → 控えめだとどうなるか(実飲引用)アーリータイムズ ブラウンラベル|樽香 0/10筆者実飲レビューより
「味:イエローに比べて甘みが少なく、アルコールの刺激が強い。また、イエローに比べて結構苦めな味わいとなっており、代わりにメロンや樽の香ばしい風味がなくなっている。やっぱりイエローの改悪品」
図鑑詳細を見る → 潮っぽさ
coastal海辺の蒸留所に多い、潮風や磯を思わせる塩気の強さです。
混同しやすい軸: 薬草感 アイラ島の銘柄などでmedicinalと同時に高くなりやすいですが、coastalは塩気・潮風の方向、medicinalはヨードや消毒液に近い薬品的な香りの方向を指します。
高いとどうなるか(実飲引用)タリスカー ストーム|潮っぽさ 8/10筆者実飲レビューより
「10年に比べて明らかに 海の潮の香り が強まっていて、」
図鑑詳細を見る → 控えめだとどうなるか(実飲引用)カリラ モッホ|潮っぽさ 0/10筆者実飲レビューより
「ただカリラ特有の「洋ナシ・レモン・塩っぽさ」は全く感じられず」
図鑑詳細を見る → 薬草感
medicinalヨードや消毒液、正露丸を思わせる、薬品的な香味の強さです。
混同しやすい軸: ピート peatと同時に高くなりやすい軸ですが、peatは泥炭の土っぽさ、medicinalはヨードや薬品に近い刺激的な香りという違いがあります。
高いとどうなるか(実飲引用)ニッカ セッション|薬草感 9/10筆者実飲レビューより
「終始塩素の香りが漂うウイスキーだけど、宮城峡や余市の超強烈な個性に比べたら全然飲みやすい」
図鑑詳細を見る → 控えめだとどうなるか(実飲引用)ビッグピート|薬草感 0/10筆者実飲レビューより
「アイラ島の銘柄にありがちな「消毒液・磯っぽさ・正露丸」のようなイヤな風味は一切含まれていないので、」
図鑑詳細を見る → 厚み
body口に含んだときの重さ・ボリューム感の強さです。
混同しやすい軸: オイリーさ 舌触りのとろみ(oiliness)と混同されやすいですが、bodyは飲みごたえの「重さ」、oilinessは口当たりの「とろみ・油分感」という質感の違いです。
高いとどうなるか(実飲引用)エックス バイ グレンモーレンジィ|厚み 8/10筆者実飲レビューより
「結構味濃い!」
図鑑詳細を見る → 控えめだとどうなるか(実飲引用)グレンスコシア キャンベルタウンハーバー|厚み 2/10筆者実飲レビューより
「味は あっさりライト だった」
図鑑詳細を見る → オイリーさ
oiliness口に含んだときの、とろっとした油分を思わせる質感の強さです。
混同しやすい軸: 厚み bodyと同時に高くなることが多い軸ですが、bodyは飲みごたえの重さ、oilinessは舌触りのとろみという違いがあります。
高いとどうなるか(実飲引用)ラガヴーリン10年|オイリーさ 7/10筆者実飲レビューより
「ラガヴーリン 8年に比べて液質の粘度が高まっている。トロトロとしたオイリーな口当たりだが、味わい自体は8年とそれほど変わらない。」
図鑑詳細を見る → 控えめだとどうなるか(実飲引用)ベンロマック10年|オイリーさ 4/10筆者実飲レビューより
「オレンジアイスクリームのようになめらかで飲みやすい」
図鑑詳細を見る → アルコール刺激
alcohol_heatアルコール度数に由来する、舌や喉を刺す刺激の強さです。
混同しやすい軸: スパイス spiceと混同されやすいですが、alcohol_heatは度数そのものの刺激、spiceは香辛料に近い香りを伴う刺激という違いがあります。
高いとどうなるか(実飲引用)カフェグレーン ウッディ&メロウ|アルコール刺激 9/10筆者実飲レビューより
「- 度数55%の 強烈な刺激」
図鑑詳細を見る → 控えめだとどうなるか(実飲引用)アベラワー12年|アルコール刺激 0/10筆者実飲レビューより
「シェリーの イヤな風味 や アルコールの刺激 なども、
全くなし!」
図鑑詳細を見る → 苦み
bitternessビターチョコやカカオ、焦げた樽を思わせる、苦さの強さです。
混同しやすい軸: 樽香 樽由来のウッディな渋み(oak)と近い場面で語られますが、oakは香りの香ばしさ、bitternessは味わいの苦さという違いがあります。
高いとどうなるか(実飲引用)グレンファークラス 105|苦み 8/10筆者実飲レビューより
「ビターチョコの苦みとアルコールの刺激もかなり強い。」
図鑑詳細を見る → 控えめだとどうなるか(実飲引用)宮城峡蒸溜所限定|苦み 0/10筆者実飲レビューより
「取っ払われたデメリットと共にビターさやかすかなピート感など宮城峡の奥深さを生み出していたポイントもなくなっており」
図鑑詳細を見る → 余韻
finish_length飲み込んだあと、風味がどれだけ長く残るかという時間の長さです。
混同しやすい軸: 複雑さ complexityと混同されやすいですが、finish_lengthは風味が「消えるまでの時間の長さ」、complexityは味の「変化の豊かさ」を指します。余韻が長いことと複雑であることは必ずしも一致しません。
高いとどうなるか(実飲引用)メーカーズマーク 46|余韻 8/10筆者実飲レビューより
「余韻はこの新築と紳士的な香りがひたすら続き」
図鑑詳細を見る → 控えめだとどうなるか(実飲引用)ブラックニッカ クリア|余韻 1/10筆者実飲レビューより
「じわじわ辛い → ほのかな苦み → 後味は特になし」
図鑑詳細を見る → 複雑さ
complexity一口の中で味わいがどれだけ多段階に変化するか、その豊かさの強さです。
混同しやすい軸: 余韻 finish_lengthと混同されやすいですが、complexityは味の変化の豊かさ、finish_lengthは風味が残る時間の長さという違いがあります。
高いとどうなるか(実飲引用)アードベッグ ウーガダール|複雑さ 9/10筆者実飲レビューより
「過去最高レベルに複雑 です!」
図鑑詳細を見る → 控えめだとどうなるか(実飲引用)ハイランドクイーン シェリーカスクフィニッシュ|複雑さ 0/10筆者実飲レビューより
「特に 複雑さ は感じられず、」
図鑑詳細を見る →