18の味覚軸 用語集

このサイトは、すべての銘柄を共通の18軸で評価しています。診断結果やレーダーチャート、ランキングに出てくる軸の名前が「具体的にどういう味・香りを指すのか」「似た軸とどう違うのか」を、実飲レビューの引用つきでまとめました。

各軸のスコアの作り方そのものについてはデータの作り方を、軸ごとの全銘柄ランキングは味覚軸別ランキングをあわせてご覧ください。

例の数字は、ほかのページと同じ5段階(5に近いほどその要素を強く感じた)です。おいしさの点数ではありません。

甘み

甘みの系統

口に含んだときの甘さの強さを表す軸です。蜂蜜、カラメル、シロップ、ドライフルーツなど甘さの由来はさまざまですが、この軸はその「強さ」だけを表します。

混同しやすい軸:バニラバニラ由来の甘い香りと混同されやすいですが、「甘み」はあくまで味わいの甘さの強さです。香りの甘さは「バニラ」や「シェリー感」など別の軸で扱います。

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強く感じた例(実飲引用)

ディーンストン12年甘み主役級
「強めに蜂蜜とオレンジの香り。まるでオレンジマーマレードみたいで甘酸っぱくておいしそう。」

2021年12月の実飲レビュー(ブログ)

控えめだった例アーリータイムズ ブラウンラベル
アーリータイムズ ブラウンラベル甘みかすかに
「甘み・樽の香ばしさ・メロンの風味 などの様々な味わいが犠牲になっている」

2020年12月の実飲レビュー(ブログ)

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ピート

煙・潮の系統

泥炭(ピート)を燃やして麦芽を乾燥させたときに付く、土っぽく薬品的な香りの強さです。スコットランドのアイラ島の銘柄で特に強く出ます。

混同しやすい軸:煙「煙たさ」全般を指す「煙」と同時に高くなりやすいですが、「ピート」は泥炭特有の土っぽさ・薬品香を指し、「煙」は焚き火や燻製に近い煙そのものの香りを指します。

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強く感じた例(実飲引用)

ビッグピートピートはっきり
「ピートの風味はかなり強い のに、」

2021年8月の実飲レビュー(ブログ)

控えめだった例宮城峡蒸溜所限定
宮城峡蒸溜所限定ピートかすかに
「取っ払われたデメリットと共にビターさやかすかなピート感など宮城峡の奥深さを生み出していたポイントもなくなっており」

2021年11月の実飲レビュー(ブログ)

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煙

煙・潮の系統

焚き火、燻製、灰など、燃焼を思わせる煙たさの強さです。

混同しやすい軸:ピート「ピート」と同時に高くなりやすい軸ですが、「煙」は「煙」という現象そのものの強さを、「ピート」は泥炭特有の土っぽさ・薬品香を指します。

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強く感じた例(実飲引用)

ラフロイグ10年煙主役級
「煙を含んだような、 スモーキーな香り が モワーッと口いっぱいに強烈に 広がります」

2020年5月の実飲レビュー(ブログ)

控えめだった例ジョニーウォーカー ブラックラベル 12年 スペイサイド オリジン
ジョニーウォーカー ブラックラベル 12年 スペイサイド オリジン煙かすかに
「煙くささ や 潮っぽさ は 全く感じられず、」

2021年11月の実飲レビュー(ブログ)

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シェリー感

熟した果実の系統

シェリー樽で熟成したときに付く、レーズンやドライフルーツを思わせる甘酸っぱく濃い香味の強さです。

混同しやすい軸:果実味果実味全般を指す「果実味」と近い場面で語られますが、「シェリー感」はシェリー樽由来のドライフルーツ・レーズン系の濃さに限定され、「果実味」はりんごや柑橘などフレッシュな果物の香りも含みます。

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強く感じた例(実飲引用)

アラン シェリーカスクシェリー感主役級
「むっちゃ シェリーの香り がぷんぷんする!」

2021年3月の実飲レビュー(ブログ)

控えめだった例ホワイト&マッカイ
ホワイト&マッカイシェリー感かすかに
「香りからはほとんどシェリー樽由来の香りは 感じられません」

2021年11月の実飲レビュー(ブログ)

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果実味

果実・花の系統

りんご、柑橘、ベリー、トロピカルフルーツなど、果物を思わせる香味全般の強さです。

混同しやすい軸:華やかさ花の香りを指す「華やかさ」とセットで語られることが多い軸ですが、「果実味」は果物、「華やかさ」は花という由来の違いで区別しています。

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強く感じた例(実飲引用)

カバラン ディスティラリーセレクト No.2果実味主役級
「マンゴー、パイナップル、パパイヤ」

2021年8月の実飲レビュー(ブログ)

控えめだった例カリラ モッホ
カリラ モッホ果実味かすかに
「ただ12年や18年で感じられるフルーティさや華やかさは全く感じられず」

2021年11月の実飲レビュー(ブログ)

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バニラ

甘みの系統

バーボン樽(アメリカンオーク)由来の、バニラやカスタードクリームを思わせる甘い香りの強さです。

混同しやすい軸:甘み味わいの甘さを指す「甘み」と混同されやすいですが、「バニラ」は香りの成分の一つで、必ずしも味の甘さと連動しません。

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強く感じた例(実飲引用)

ハイランドパーク フルボリュームバニラはっきり
「とにかく バニラ と 木!」

2021年11月の実飲レビュー(ブログ)

控えめだった例ラフロイグ セレクト
ラフロイグ セレクトバニラかすかに
「ノーマルの10年に比べると、 - 青りんごの爽やかさ - バニラの甘み - 磯の香り このあたりの香りが失われており、」

2021年5月の実飲レビュー(ブログ)

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スパイス

樽・香辛料の系統

胡椒、シナモン、クローブなど、香辛料を思わせるピリッとした刺激の強さです。

混同しやすい軸:アルコール刺激アルコール度数由来の刺激と混同されやすいですが、「スパイス」は香辛料に近い「香りを伴う」刺激で、「アルコール刺激」は度数そのものが舌や喉を刺す感覚です。

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強く感じた例(実飲引用)

ジャックダニエル シングルバレル ライスパイスはっきり
「ライウイスキー特有の スパイシーな香り もしっかり感じられ、」

2021年12月の実飲レビュー(ブログ)

控えめだった例フロム・ザ・バレル
フロム・ザ・バレルスパイスかすかに
「お花の香り、桃、トロピカルフルーツ、海の香り、胡椒・・・ みたいなマニア好みな香りは含まれていないけど、」

2020年6月の実飲レビュー(ブログ)

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華やかさ

果実・花の系統

花や蜜を思わせる、香り高く華やかな香味の強さです。

混同しやすい軸:果実味「果実味」とセットで語られることが多い軸ですが、「華やかさ」は花、「果実味」は果物という由来の違いで区別しています。

「華やかさ」が強い順のランキングこの軸で絞り込んで探す

強く感じた例(実飲引用)

シングルモルト宮城峡 フルーティ&リッチ華やかさはっきり
「華やかでフローラル な香り!」

2021年12月の実飲レビュー(ブログ)

控えめだった例J&B レア
J&B レア華やかさかすかに
「決して 上品で華やかなウイスキー とか ではありません」

2021年2月の実飲レビュー(ブログ)

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モルト感

樽・香辛料の系統

ビスケットやバタークッキーのような、麦芽由来の香ばしさの強さです。

混同しやすい軸:樽香樽材由来の香ばしさと似た印象で語られることがありますが、「モルト感」は原料の麦芽由来、「樽香」は熟成樽の木材由来という違いがあります。

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強く感じた例(実飲引用)

ブルックラディ ザ・クラシック・ラディモルト感はっきり
「強めの穀物の香り を中心に、」

2021年8月の実飲レビュー(ブログ)

控えめだった例グレンリベット ナデューラ オロロソ
グレンリベット ナデューラ オロロソモルト感かすかに
「バタークッキー」

2021年7月の実飲レビュー(ブログ)

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樽香

樽・香辛料の系統

樽材そのものが持つ、木の香ばしさやウッディな香味の強さです。

混同しやすい軸:モルト感「モルト感」と近い「香ばしさ」ですが、「樽香」は樽の木材由来、「モルト感」は原料の麦芽由来という違いがあります。

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強く感じた例(実飲引用)

シーバスリーガル 18年 ミズナラ カスク フィニッシュ(免税店限定)樽香主役級
「味わいの中心はやっぱり ミズナラ」

2021年11月の実飲レビュー(ブログ)

控えめだった例アーリータイムズ ブラウンラベル
アーリータイムズ ブラウンラベル樽香かすかに
「味:イエローに比べて甘みが少なく、アルコールの刺激が強い。また、イエローに比べて結構苦めな味わいとなっており、代わりにメロンや樽の香ばしい風味がなくなっている。やっぱりイエローの改悪品」

2020年12月の実飲レビュー(ブログ)

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潮っぽさ

煙・潮の系統

海辺の蒸留所に多い、潮風や磯を思わせる塩気の強さです。

混同しやすい軸:薬草感アイラ島の銘柄などで「薬草感」と同時に高くなりやすいですが、「潮っぽさ」は塩気・潮風の方向、「薬草感」はヨードや消毒液に近い薬品的な香りの方向を指します。

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強く感じた例(実飲引用)

タリスカー ストーム潮っぽさはっきり
「10年に比べて明らかに 海の潮の香り が強まっていて、」

2021年5月の実飲レビュー(ブログ)

控えめだった例カリラ モッホ
カリラ モッホ潮っぽさかすかに
「ただカリラ特有の「洋ナシ・レモン・塩っぽさ」は全く感じられず」

2021年11月の実飲レビュー(ブログ)

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薬草感

煙・潮の系統

ヨードや消毒液、正露丸を思わせる、薬品的な香味の強さです。

混同しやすい軸:ピート「ピート」と同時に高くなりやすい軸ですが、「ピート」は泥炭の土っぽさ、「薬草感」はヨードや薬品に近い刺激的な香りという違いがあります。

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強く感じた例(実飲引用)

ニッカ セッション薬草感主役級
「終始塩素の香りが漂うウイスキーだけど、宮城峡や余市の超強烈な個性に比べたら全然飲みやすい」

2021年2月の実飲レビュー(ブログ)

控えめだった例ビッグピート
ビッグピート薬草感かすかに
「アイラ島の銘柄にありがちな「消毒液・磯っぽさ・正露丸」のようなイヤな風味は一切含まれていないので、」

2021年8月の実飲レビュー(ブログ)

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厚み

厚み・口当たりの系統

口に含んだときの重さ・ボリューム感の強さです。

混同しやすい軸:オイリーさ舌触りのとろみと混同されやすいですが、「厚み」は飲みごたえの「重さ」、「オイリーさ」は口当たりの「とろみ・油分感」という質感の違いです。

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強く感じた例(実飲引用)

エックス バイ グレンモーレンジィ厚みはっきり
「結構味濃い!」

2021年11月の実飲レビュー(ブログ)

控えめだった例グレンスコシア キャンベルタウンハーバー
グレンスコシア キャンベルタウンハーバー厚みかすかに
「味は あっさりライト だった」

2021年12月の実飲レビュー(ブログ)

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オイリーさ

厚み・口当たりの系統

口に含んだときの、とろっとした油分を思わせる質感の強さです。

混同しやすい軸:厚み「厚み」と同時に高くなることが多い軸ですが、「厚み」は飲みごたえの重さ、「オイリーさ」は舌触りのとろみという違いがあります。

「オイリーさ」が強い順のランキングこの軸で絞り込んで探す

強く感じた例(実飲引用)

ラガヴーリン10年オイリーさはっきり
「ラガヴーリン 8年に比べて液質の粘度が高まっている。トロトロとしたオイリーな口当たりだが、味わい自体は8年とそれほど変わらない。」

2021年12月の実飲レビュー(ブログ)

控えめだった例ベンロマック10年
ベンロマック10年オイリーさほんのり
「オレンジアイスクリームのようになめらかで飲みやすい」

2021年12月の実飲レビュー(ブログ)

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アルコール刺激

厚み・口当たりの系統

アルコール度数に由来する、舌や喉を刺す刺激の強さです。

混同しやすい軸:スパイス「スパイス」と混同されやすいですが、「アルコール刺激」は度数そのものの刺激、「スパイス」は香辛料に近い香りを伴う刺激という違いがあります。

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強く感じた例(実飲引用)

カフェグレーン ウッディ&メロウアルコール刺激主役級
「- 度数55%の 強烈な刺激」

2021年12月の実飲レビュー(ブログ)

控えめだった例アベラワー12年
アベラワー12年アルコール刺激かすかに
「シェリーの イヤな風味 や アルコールの刺激 なども、 全くなし!」

2021年8月の実飲レビュー(ブログ)

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苦み

厚み・口当たりの系統

ビターチョコやカカオ、焦げた樽を思わせる、苦さの強さです。

混同しやすい軸:樽香樽由来のウッディな渋みと近い場面で語られますが、「樽香」は香りの香ばしさ、「苦み」は味わいの苦さという違いがあります。

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強く感じた例(実飲引用)

グレンファークラス 105苦みはっきり
「ビターチョコの苦みとアルコールの刺激もかなり強い。」

2021年5月の実飲レビュー(ブログ)

控えめだった例宮城峡蒸溜所限定
宮城峡蒸溜所限定苦みかすかに
「取っ払われたデメリットと共にビターさやかすかなピート感など宮城峡の奥深さを生み出していたポイントもなくなっており」

2021年11月の実飲レビュー(ブログ)

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余韻

厚み・口当たりの系統

飲み込んだあと、風味がどれだけ長く残るかという時間の長さです。

混同しやすい軸:複雑さ「複雑さ」と混同されやすいですが、「余韻」は風味が「消えるまでの時間の長さ」、「複雑さ」は味の「変化の豊かさ」を指します。余韻が長いことと複雑であることは必ずしも一致しません。

「余韻」が強い順のランキングこの軸で絞り込んで探す

強く感じた例(実飲引用)

メーカーズマーク 46余韻はっきり
「余韻はこの新築と紳士的な香りがひたすら続き」

2021年3月の実飲レビュー(ブログ)

控えめだった例ブラックニッカ クリア
ブラックニッカ クリア余韻かすかに
「じわじわ辛い → ほのかな苦み → 後味は特になし」

2020年12月の実飲レビュー(ブログ)

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複雑さ

厚み・口当たりの系統

一口の中で味わいがどれだけ多段階に変化するか、その豊かさの強さです。

混同しやすい軸:余韻「余韻」と混同されやすいですが、「複雑さ」は味の変化の豊かさ、「余韻」は風味が残る時間の長さという違いがあります。

「複雑さ」が強い順のランキングこの軸で絞り込んで探す

強く感じた例(実飲引用)

アードベッグ ウーガダール複雑さ主役級
「過去最高レベルに複雑 です!」

2021年4月の実飲レビュー(ブログ)

控えめだった例ハイランドクイーン シェリーカスクフィニッシュ
ハイランドクイーン シェリーカスクフィニッシュ複雑さかすかに
「特に 複雑さ は感じられず、」

2021年11月の実飲レビュー(ブログ)

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引用は、筆者が実際に飲んでレビューした記録からの逐語引用です。スコアは思いつきの数字ではなく、レビュー本文の該当箇所に紐づけて作っています(詳しくはデータの作り方)。