Kindle電子書籍
ウイスキー、はじめの一本
売り場で30分迷ったあげく、結局いつもの1本を持ってレジへ——という日が私にもありました。 今なら「度数の数字ではなく、実際に飲んで刺激が弱かったと書き残した銘柄から選ぶ」と答えます。 244本を自分の舌で飲んでレビューした記録から、その条件を満たす12本だけを1冊にまとめたのがこの本です。

度数ではなく、この基準で選びました
度数が高いほど辛くてむせやすい、と考えるのが自然です。 ところが244本の記録を並べ直すと、ほとんど同じ度数なのに「刺激がまったくない」と書いた銘柄と 「後味がやたらと辛い」と書いた銘柄が、実際に隣り合っていました。
だからこの本ではラベルの数字を採用せず、レビュー本文で刺激の弱さをはっきり書き残した銘柄だけに絞りました。 18軸のうち、初心者がつまずく原因に直接効くのはアルコール刺激の軸だと考えているからです。 図鑑側の18軸用語集で、それぞれの軸が何を測っているかも確認できます。
収録内容
- 掲載銘柄: 12本(244本の実飲レビューから選定)
- 章立て: 定番スコッチ・ブレンデッド / シングルモルト入門 / 国産 / 世界のウイスキーの4章
- 各銘柄: 18軸チャート、実飲レビューからの逐語引用、どんな人に向くかの一言
- 形式: Kindle電子書籍(EPUB3)
収録している12本
銘柄名から図鑑の詳細ページへ移動できます。18軸のスコアと実飲レビューの引用は、 本を買わなくても図鑑側で確認できるようにしてあります。
定番スコッチ・ブレンデッド
複数の原酒を混ぜて作るぶん単一の樽の個性が立ちにくく、甘さと刺激の弱さが両方そろった3本。
シングルモルト入門
蒸留所の個性が出やすいタイプの中から、飲み口の軽さを繰り返し書き残していた3本。
国産ウイスキー
近所の酒店やスーパーでも見つけやすく、刺激の弱さを本文で明言していた3本。
世界のウイスキー
アイリッシュ・カナディアン・バーボンへ味の幅を広げたいときに向く3本。
この本で扱っていないこと
- 価格・在庫・購入先は扱っていません。実売価格も入手性も変動するためです。
- 外部評価・受賞歴・公式の商品説明は根拠に使っていません。使ったのは私の実飲レビューだけです。
- 18軸のうち機械的に推定した項目は本文へ使わず、レビュー本文から直接読み取れた項目だけを載せています。
- 飲酒は20歳になってから。妊娠中・授乳中の飲酒、飲酒運転、過度な飲酒は避けてください。
先に図鑑で試すなら
本を読む前に自分の好みの型を知っておきたいなら、7問の今夜の1本診断で確かめられます。244本すべての18軸データを手元に置きたい場合は、ウイスキー味覚データブック v1が別商品として用意してあります。この本は「最初の1本で外しにくくする」ことだけに絞った短いガイドで、 データ集とは役割が違います。